9月3日(土)、マレーシアからの視察団約20名が、高島市における災害時避難行動要支援者への個別避難計画作成の取り組みへの視察のため、今津東コミュニティセンターに来訪されました。
その受入れ対応のため、昨年度の個別避難計画作成モデルケースであるHさん(今津町在住)、民生委員、こころいちばん計画相談支援センターの相談支援専門員、コンパスが参加しております。
今回の視察は、同志社大学インクルージブ防災研究センターの立木 教授と辻岡 特定任用助教が調整くださいました。日本国内での取り組みとして、特に滋賀県のモデル事業のなかの高島市の取り組みを紹介いただきました。
2021年12月に発生したマレーシア各地で豪雨による洪水被害により、数万人もの方々が避難を余儀なくされたニュースは記憶に新しいことと思います。
今回の視察では、災害時の避難について、要支援者に対して地域住民・ボランティアによる支援の手が少ないという課題について、日本・高島市ではどうしているかとの質問があがりました。これについては、支援者の数が少ないことは共通しているが、事前にハザードリスク等を確認し、事前避難や在宅避難をも想定した具体的な避難行動の準備と支援について、あらかじめ決めておくことの大切さ、皆が一律に避難するわけではないことを共有させていただきました。
マレーシアと日本では、ハザードリスクだけでなく、社会保障や障がい福祉制度のあり方まで異なることから、お互いを知る、文化交流の機会にもなりました。
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